医療と生活を繋ぎ支える。 インタビュー 院長/大部 雅英
何でも相談できる総合医療を
としま昭和病院は70年間、次の二つを大きな柱としてこの地域社会に根ざした医療活動を続けてまいりました。
①高度医療が必要になったとき、迅速に対応するため複数の大規模総合病院と密接に連携すること。
②自宅の生活で介護や生活支援が必要になったとき、身近に相談できるように介護施設や行政と連携すること。
近年は医療・福祉についての多くの問題が取り上げられている通り、医療行政も大きな転換期にあります。当院では、先述の柱に加え次の二つを大きなテーマとして体制作りを行っております。
③地域での役割「求められるサービス」を考え、患者さんへの治療「医療の質」をより良いものにすること。
④「高齢化社会」、「看取り医療」、「在宅医療」に正面から取り組むこと。
当院はこれらの課題に柔軟に対応できるよう日々変革を続けています。「相談してもダメだった」こんなことがないように、利用する皆さんの様々な問題に対応し、多くの選択肢を提案できることが大切です。そのためには、病院だけでなく地域全体と協力し、「どうやって上手に病気と付き合って生活するか」を見つけることが必要だと考えています。
「親の最期はこの病院で迎えました、ここに来ると思い出します。」という声を聞くたびに、としま昭和病院が皆さんの人生の一部になっているという大きな責任を感じます。
これからも地域の皆さんから信頼され、地域社会の一員として貢献できる病院を目指し、職員一同努力してまいります。