インタビュー 医師/上田 靖子

生活を良くしていこう。 インタビュー 医師/上田 靖子

年齢+生活背景+認知機能

私は小さい頃から人の体の仕組みに興味があり、早稲田大学の大学院へと進学した際は生物学を専攻していました。
当時は記憶や感情に関わる脳神経の研究をラット(ねずみ)で行っていましたが、「人」への興味が薄れることはなく滋賀医科大学を受け直し、医療の道へと進むことにしました。

医療の勉強はとても面白く、国試直前に自分が甲状腺疾患を患ったこともあり、特に初期研修で学んだ内分泌学を深く追求したいと考えるようになりました。

その研修医時代の総合病院で出会ったのが、大部先生と幸先生です。

幸先生とは科は違いますが、同じ病棟で明るくテキパキ働いているのを見て、周りを明るくする雰囲気と気さくに話せる女性の医師として尊敬していました。

その後、私は夫の転勤に付き合い別の病院へ転勤してましたが、3年程前に豊島区へ引越した際、近くに大部先生と幸先生の病院を見つけました。
当時を思い出し、思い切って連絡を取り、時短勤務ではありますが、快く迎え入れて頂いて本当に嬉しかったです。

総合病院では自分の専門分野だけを診ればいいという環境でしたが、としま昭和病院では、「どうして外来に来たか?」から始まり、同じ病気だとしても年齢、生活背景、認知機能などを考慮し、治療方針や対応方法などを様々な機関や専門家と相談して決める必要があります。

そうした複雑な問題も、としま昭和病院の皆さんはフットワークが軽く、外来の先生方もすぐに相談に乗って頂いて本当に助かっています。

ここに来て医療を取り巻く全体の流れが分かり、やりがいを感じるようになりました。これからも患者さんの力になれるよう努力して参ります。

ハートネット連載

今回のテーマ バリウム検査と内視鏡検査

バリウム検査

判断の難しいバリウム検査

胃がん検診では主にバリウム検査(胃透視検査)が行われ、異常があった場合に胃カメラ(内視鏡検査)を行います。
しかしバリウム検査画像は白黒の陰影に過ぎず、胃がんの早期発見は難しいのが現状です。
さらにバリウム検査ではごく少量ではありますが放射線被爆があります。

内視鏡検査

僅かな違いが分かる内視鏡検査

近年の技術進歩により胃カメラはとても鮮明に食道および腸の内部を映し出します。
粘膜の僅かな隆起や色の違いを認識し、「がん」が疑われる場合は、その組織を一部採取して確定診断をつけることができます。

身体的、経済的に負担の少なくなった内視鏡検査

多くの方が内視鏡検査は苦しいと感じ、検査を敬遠してしまいます。
しかし、苦痛の少ない鼻から入れる内視鏡(経鼻内視鏡)や静脈麻酔(点滴)を用いた無痛検査を行うことが可能です。

費用も少し高い程度(約1000円)のため、最初から内視鏡検査を行う方が増えてきています。

ハートネット相談窓口

「医療相談」とお申し付けください。
03-3953-5555 (代表)
(平日)9:00 ~ 17:00
医療相談「ハートネット」の詳細へ
塩澤 俊一
おおにし いさお

大西 五三男医師

出身: 香川県
血液型: B型
星座: おうし座

東京大学 医学部卒

  • 医学博士
  • 日本整形外科学会 整形外科専門医
  • 日本整形外科学会 脊椎脊髄病医
  • 日本整形外科学会 運動器リハビリテーション医
  • 日本骨粗鬆症学会 認定医

豊島区だより

インフルエンザに注意しましょう!

都内のインフルエンザ定点医療機関からの患者報告数が流行注意報基準を超えました。
インフルエンザは通常の風邪とちがい、高熱や関節痛などの全身症状が強く出るのが特徴で、時には肺炎や脳炎を引き起こすこともあります。
早めの受診・休養・栄養・水分補給を心がけましょう。

引用元:豊島区公式ホームページ