植物薬理(アロマ)療法

植物薬理(アロマ)療法について

1.植物薬理とは

植物薬理とは、植物に含まれる香りや成分を医療やケアに取り入れ、心と体の不調をやわらげる補完的な医療です。
植物の香りは、鼻から脳へ伝わり、自律神経や気持ちのバランスに関わることが知られています。また、一部の植物成分には、リラックスを助けたり、気分を整えたりする働きが研究されています。
当外来では、植物の力だけで病気を治すことを目的とはしておりません。医師が患者さんの体調やお薬、持病などを確認しながら、安全性に配慮したうえで、日々のつらさや生活の質(QOL)の改善を目指します。

2.植物薬理の歴史

植物は古くから、人々の暮らしや医療の中で活用されてきました。
古代エジプトやギリシャ、中国、インドなどでは、植物の香りや成分が心身のケアに用いられていた記録があります。日本でも、香りの文化や薬草文化が長く受け継がれてきました。
近年では、植物由来成分について科学的な研究が進み、香りが自律神経や睡眠、ストレス反応などに関わる可能性が報告されています。最終的には自然治癒力を高め体調を徐々に整えていくことが期待できます。
当外来では、伝統的な知恵だけに頼るのではなく、現在わかっている医学的知見も踏まえながら診療を行います。

3.どのような症状の方が対象ですか

以下のようなお悩みをお持ちの方を対象としています。

  • なかなか眠れない
  • 緊張しやすい
  • 不安感が続く
  • 疲れが取れにくい
  • 気分の落ち込み
  • ストレスによる心身の不調
  • 更年期に伴う不調
  • 慢性的な痛みやこわばり、神経痛
  • がん治療中・治療後の心身の負担
  • 香りによるリラックスを希望される方

    なお、重い精神疾患や急性疾患など、植物薬理のみでの対応が適切ではない場合には、標準的な医療をご案内することがあります。

4.当院で使用する精油と基剤について

当院では、Karina Premium Organics ( https://karina-labo.net )の安全性と品質に配慮した基剤、植物オイル、精油(植物から抽出された芳香成分)を使用しています。
精油は、医師が患者さんの体調、年齢、持病、内服薬、アレルギーの有無などを確認したうえで選択します。
また、皮膚に使用する場合には、精油をそのまま使用せず、植物オイルやジェル、ウオーターなどの基剤で十分に希釈して使用します。
安全性を最優先に、無理のない範囲で行ってまいります。

【お問い合わせ先】
「健康相談外来の予約」
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