自立支援介護

高齢者に対する自立支援とは
本来できていた機能を取り戻し、意欲を向上させ、介護の負担を減らし、より人間らしい生活を送るために必要な支援を行うことを自立支援介護といいます。
人間として生きるための基本的な活動を喪失している状態【人間活動喪失の状態】から、薬物治療では改善できない、どうしようもないと諦めていた私たちが、問題の原因を追求し個別の対策により、喪失状態から回復できる方法として出会った介護手技がこの方法です。

適応:活動性が低下し排泄が困難となっている時が最も適応になります。
・オムツを付けるようになり元気がなくなった
・便意・尿意がわからなくなった
・いつも「トイレ・トイレ・・・・」と言い続けている
・歩行が不安定になり歩く意欲が無くなった
これらは以下のような要因が複雑に関連しています。
①身体的自立の低下の回復(今まで出来ていたのに、出来なくなった)
②精神的自立の低下の回復(寝たきり・オムツによる依存心)
③社会的自立の低下の回復(介護状態による家族の負担)
人間活動喪失の状態になる4つの原因と対策です。
| 原因 | 対策 |
|---|---|
| 脱水 | 十分な水分摂取ができる工夫・・水分 |
| 低栄養 | 1500kcalの栄養摂取を目標にする・・食事 |
| 排便困難 | 生理的・規則的な排便・・排便 |
| 運動不足 | 歩行を中心にした運動量の確保・・運動 |
これら4つが、基本ケア(水分・食事・排便・運動)となります。毎日の生活を慎重に観察し何が問題となっているのかを毎週カンファレンスで話し合い改善方法を検討します。これは単なる技術ではなく『手と手』『心と心』を通じてこれらを実践することが必要です。
人間活動喪失の状態とならないために、周囲の人に注意して欲しいことです。
【排泄の失敗が自信を喪失させ、自立の意欲を失くしている】
・『人間性』への侵害
・健康状態の悪化
・生きる意欲の喪失
・いつどこでも排泄できる=尿・便意の喪失
これが自立支援の目的です。
【誰かにお願いしてオムツを変えてもらう生活からの脱却】
オムツから卒業してトイレで排泄できることで、自信を取り戻しより人間らしい生活ができるようになります。退院後は経過を観察しながら、必要な時に再入院し支援することが可能です。半年毎に支援のために入院して良好な健康状態を維持している人もいます。
これまで、みんなが諦めていた人間性を回復し笑顔を取り戻すことこそが目的の到達点です。
詳細については、心と体の回復体験プログラム、または医療連携室までお問い合わせください。

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