「植物薬理(アロマ)」を医療として届ける一歩に。第2回健康フェスタを開催しました!

10月24日(土)、としま昭和病院主催で「第2回健康フェスタ」を開催しました。


今回のテーマは、当院が新たに始める植物薬理(アロマ)療法をメインに、第一部から第三部まで、盛りだくさんの内容でお届けしました。

参加者は女性の方々が中心で、男性も2名参加してくださいました。各テーブルでは、初対面同士の参加者のあいだで自然と会話の交流があり、「私はこの香りが好き」「ローズの香りは贅沢ですね」と、香りを囲んで和やかな空気が終始続いていました。

来場者プレゼントは、大部幸医師の大好きな「ロータス」の香り

ご来場いただいたみなさまには、ささやかなプレゼントをご用意しました。ロータスをメインに、筋肉痛や腰痛などの疼痛軽減が期待できる薬理作用を持つ精油をブレンドしたローションです。香り高く仕上げましたので、みなさんが日常の中で深呼吸しながらお楽しみいただけたらと思っています。

第一部|植物の薬理作用を、医療として届けたい

第一部は、当院内科医師・大部幸による「医療と植物薬理」。
保険診療だけでは救いきれない患者さんに何度も出会うなかで、「植物の薬理作用を用いた医療を、必要とする人にお届けしたい」と思い立った経緯をお話ししました。その背中を押してくれたのが、カリーナの秀逸な基材「キャリテ」との出会いです。だからこそ、単なる「癒し」ではなく医療として活用できると思いました。

会場では、薬理作用を重視して選んだ精油を、テーマごとに各テーブルへ配置しました。

  • 感染予防
  • 認知症対策
  • 睡眠を助ける
  • イライラを和らげる
  • 更年期対策
  • 痛み緩和

同じ「更年期症状の緩和」の精油でも、抽出する植物が違えば香りの印象はまったく変わります。参加者のみなさんが、それぞれの好みを語り合いながら香りを選ばれている姿が印象的でした。

第二部|ハンガリーのラベンダー畑と、オーストリアの医療現場から

第二部は、株式会社ビヨンドオールの石村さん、松野さんによる「日本とヨーロッパのアロマ事情」。

お二人は、ラベンダーの精油を輸入しているハンガリーのサプライヤーを訪ね、ラベンダーの手摘みを行いました。畑は40度を超える暑さ。社長とスタッフが一房ずつ手で摘み、蒸留して、わずかな小瓶の精油が生まれます。「精油は、育ちが大事」。その言葉が胸に残りました。

オーストリアの医療現場でのアロマの活用についても報告がありました。小児科病棟では、テルテル坊主に精油を垂らして香りを漂わせる「芳香浴」が中心で、体に塗り込む当院のアプローチとは方向性が異なります。現在、植物の薬理作用を用いた医療の提供の準備を進めております。

第三部|いよいよ始まる、2つの外来

第三部では、当院が新たに始める2つの外来をご紹介しました。
「心と身体の健康相談外来」は、検査では異常がないのに続く不調や、睡眠・ストレス・生活習慣の悩みに、ゆっくり時間をかけて向き合う外来です。「植物薬理(アロマ)外来」は、その方の症状と好みに合わせて、薬理作用のある精油を選び、オリジナルのアロマを作成します。

開設は11月21日(土)午後。ご予約は11月2日(月)からお電話で承ります。

としま昭和病院 03-3953-5555(平日9:00〜17:00)
「健康相談外来の予約」、「植物薬理外来の予約」とお伝えください。

最後に

植物薬理は、今受けている標準的な治療に取って代わるものではありません。期待できる作用や感じ方には個人差があり、治療やお薬を自己判断で中止・変更しないでください。そのうえで、毎日を少し楽にする選択肢のひとつとして、そっと寄り添えたらと思っています。

香りを嗅いで「ほっとした」と笑顔がこぼれる、あの時間を、これから診療の場でも大切にしていきます。ご来場いただいたみなさま、支えてくださったスタッフとビヨンドオールのみなさま、本当にありがとうございました。