広報誌第5号[2020年1月]

生活を良くしていこう。
インタビュー 医師/上田 靖子

年齢+生活背景+認知機能

私は小さい頃から人の体の仕組みに興味があり、早稲田大学の大学院へと進学した際は生物学を専攻していました。
当時は記憶や感情に関わる脳神経の研究をラット(ねずみ)で行っていましたが、「人」への興味が薄れることはなく滋賀医科大学を受け直し、医療の道へと進むことにしました。

医療の勉強はとても面白く、国試直前に自分が甲状腺疾患を患ったこともあり、特に初期研修で学んだ内分泌学を深く追求したいと考えるようになりました。

その研修医時代の総合病院で出会ったのが、大部先生と幸先生です。

幸先生とは科は違いますが、同じ病棟で明るくテキパキ働いているのを見て、周りを明るくする雰囲気と気さくに話せる女性の医師として尊敬していました。

その後、私は夫の転勤に付き合い別の病院へ転勤してましたが、3年程前に豊島区へ引越した際、近くに大部先生と幸先生の病院を見つけました。
当時を思い出し、思い切って連絡を取り、時短勤務ではありますが、快く迎え入れて頂いて本当に嬉しかったです。

総合病院では自分の専門分野だけを診ればいいという環境でしたが、としま昭和病院では、「どうして外来に来たか?」から始まり、同じ病気だとしても年齢、生活背景、認知機能などを考慮し、治療方針や対応方法などを様々な機関や専門家と相談して決める必要があります。

そうした複雑な問題も、としま昭和病院の皆さんはフットワークが軽く、外来の先生方もすぐに相談に乗って頂いて本当に助かっています。

ここに来て医療を取り巻く全体の流れが分かり、やりがいを感じるようになりました。これからも患者さんの力になれるよう努力して参ります。

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